2016年4月から「電力の自由化」がスタートし、格安プランをはじめ、ポイント還元等、様々な魅力的なサービスが展開されるようになりました。
そこで新電力を検討している方、電気代を安くしたいという方のために、新電力のメリット・デメリットを超わかりやすく5分で解説します。必見です!
でも手続きとか大変じゃないのかしら?
新電力会社に切り替える4つの大きなメリット
①電気代が安くなる
とくに電力利用が多い世帯は大幅な電気代削減が見込める。
②ポイントが貯まる
毎月の利用料金に合わせてポイント還元が受けられる場合がある。
③セット割プランがお得
ガス会社や通信会社などのセット契約で特別割引が適応される場合がある。
④新規加入特典がある
新規申込時にキャッシュバック等の特典(キャンペーン等)が受けられる場合がある。
新電力のデメリット
請求書・領収書がウェブ確認になる
検針票(請求書・領収証)が毎月届いていたと思いますが、新電力ではウェブ確認が基本になります。
紙の請求書や領収書が必要な場合には自分で印刷する必要があります。
このようなコスト削減が電気料金値下げに繋がっています。※有料で郵送してくれる新電力会社もあります。
以上です。
新電力では電気の品質や保守はどうなる?
①電気の品質は変わらない
新電力に切り替えても電気の品質は変わりません。というか同じ電気です。
国内で発電された電気は、東京電力や関西電力など旧一般電気事業者が所有する電線網を流れて各ご家庭へ届けられます。
電気は、発電の種類に関係な入り混じって同じ電線網を伝って送電されるため、どこの電力会社との契約でも電気の品質は全く変わらないんですね。
だから少しでも安い新電力会社を選んだ方が絶対お得なのです。
②停電トラブル等の対応・保守も今まで通り
新電力への切り替え後、停電等のトラブルが起きた際の対応はどうなるのでしょうか?
結論からいうと今までとほぼ変わりません。
新電力に切り替え後の電線網は、地域の旧一般電気事業者(東京電力や関西電力等)が引き続き所有します。
災害等でトラブルが起きた際、旧一般電気事業者が対応するため、新電力に変えてもこれまでと変わらないのです。
新電力会社は旧一般電気事業者から電線網を借りて電気を送っているという仕組みなんですね。
新電力への申込から供給開始まで
①まず電気の検針票を用意する
現電力会社から毎月届いている検針票を手元に用意しましょう。この検針票が無いとシミュレーション(電気料金の比較)や申込みもできません。※最低1か月分あればOK。
②メリット額を確認する
ご希望の新電力公式サイト内にあるシミュレーションを行い、現状の電気料金との比較をします。
検針票に記載された情報を入力することで、実際にどのくらい安くなるのかが確認できます。※シミュレーションをしても申込にはならないので安心してください。
検針票は1か月分でシミュレーションは可能ですが、12か月分で詳しい比較結果が得られます。
③ネットでそのまま申込みできる
そのまま公式サイトからの申込みが可能になります。
必要事項を入力して、検針票の写真等が必要な場合には、ウェブ上で送ります(アップロード等)。
また希望される支払方法がある場合、クレジットカードや口座番号を準備しておきましょう。
④現契約電力会社へのキャンセル手続きは不要
現契約中の電力会社へのキャンセル連絡等は必要ございません。
申込後、新電力が代行して現契約の電力会社へキャンセル手続きを行うため、新電力への申込のみで完結します。
※現契約の電力会社と年間契約プラン等に加入している方は、解約金等が必要になる場合があるので確認しましょう。
⑤工事は基本不要
新電力の申込後、工事等は基本必要はなく、電力会社側での切り替え作業(スイッチング)のみで新電力へ変わります。
但し、銀色の円盤がぐるぐる回る従来型電気メーターの世帯に関しては、スマートメーターへ取り替え(無料)が必要ですが、こちらも新たな手続き等は必要いりません。
スマートメーターの設置が必要になった場合でも、電気メーターは基本は屋外に設置されており、原則立ち合い等は不要になります。
⑥電気の供給開始
申込後、通常1~2ヵ月後から電気の供給が開始になりますが、現在未払金や申込内容に不備があると供給が遅れてしまいます。
新電力に切り替わるタイミングは、検針日という地域ごとに決められた日から供給が始まるため、料金の日割計算や2重払い等のトラブルは基本ありません。
新電力を選ぶ3つの重要ポイント
新電力は2021年現在全国に706社あり、その中から1社を決めるのは至難の業です。そこで失敗しない新電力選び方の重要ポイントを3つ教えます。
①最初にサービス提供エリアを確認する。
サービス提供エリア外だと申込できませんので最初に確認しておきましょう。
②本当に安くなるのかを確認する。
一番のチェックポイントです!各公式サイト内のシミュレーションで現在の電気料金と年間差額が確認できます。とくに電気代の多い世帯は必須です。
③新規加入時のキャンペーン内容をチェックする。
どうせ申し込むなら新規加入キャンペーン内容が手厚い新電力が絶対お得です。新電力会社のほとんどが加入キャンペーンを期間限定で提供しているので要チェックです。
〇セット割引・ポイント還元があるかの確認
〇解約時の違約金を確認
いかがでしたか。
何度もいいますが、今の電気も切り替え後でも同じ電気です。なので格安な新電力への切り替えがすすめられるのではないでしょうか。