エアコンを1日(24時間)付けっぱなしの電気代は

生活に欠かすことのできないエアコンですが、1日中活用するというご家庭も多いのではないでしょうか。

エアコンを1日付けっぱなしにした場合の電気代や10年前のエアコンとの省エネ効果の違い、節約術について徹底調査

してみました。

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エアコン稼働24時間の電気代とは

各メーカーの最新型エアコンの冷房と暖房の各消費電力と電気代の詳細をご紹介します。

エアコンの1時間当たりの電気代は「消費電力×料金単価」で算出することができますが、下記一覧では電気の料金単価を全国家庭電気製品公正取引協議会が発表している目安単価「1kw=27円」を参考に計算しています。

尚、畳数・消費電力はおよその目安になります。

冷房を24時間(1日中)使用した場合

サイズ消費電力(冷房)電気代(1時間)電気代(24時間)
6畳用エアコン425W約11.5円約276円
10畳用エアコン560W約15.1円約362.4円
14畳用エアコン880W約23.6円約566.4円
20畳用エアコン1780W約48.1円約1153.4円
26畳用エアコン2850W約77円約1848円

暖房を24時間(1日中)使用した場合

サイズ消費電力(暖房)電気代(1時間)電気代(24時間)
6畳用エアコン465W約12.6円約302.4円
10畳用エアコン680W約18.6円約446.4円
14畳用エアコン920W約24.8円約595.2円
20畳用エアコン1750W約47.3円約1134円
26畳用エアコン2600W約70.2円約1684.8円

※出典:【6畳用】【14畳用】三菱電機公式サイトより【10畳用】日立電気公式サイトより【20畳用】ダイキン公式サイトより【26畳用】パナソニック公式サイトより

施設等の大型業務用エアコンは営業中フル稼働しているケースが多いと思いますが、エアコンだけで相当な電気代が必要になることがわかります。

10年前と比べて大きく進化したエアコン

経済産業省資源エネルギー庁の公式サイトによれば、10年前より現在のエアコンは約5パーセントの省エネに成功しています。

日立製のエアコンを例にあげると、2008年発売の「RAS-S40Y2」では期間消費電力量が1336kWhだったのに対し、2020年発売の「RAS-S40K2」は1081kWhまで下がっています。

電気単価を1kWhが27円で計算すると2,008年製のエアコンが1年間の電気代が36072円、2020年製のエアコンは30268円ということになり、約5800円程の差があることが分かります。

10年間で約58000円も違うということは、10年後に買い替え資金の一部になるかもしれませんね。

エアコンの電気代を大幅に節約できる5つのポイント

電気代気になるエアコンの利用ですが、ここではエアコンの電気代を節約する5つのポイントについて解説します。

①定期的に掃除する

当然ですが掃除をしていないとほこりや塵がフィルターに詰まり、冷暖房効果がうまく発揮されず、消費電力もその分かかってしまいます。ワンシーズンでも使用した場合、中を見ると黒カビみたいなものやフィルターに誇りが溜まるものです。長年掃除をしていない場合は思い切ってクリーニングのプロにお任せして徹底的に綺麗にしてもらうのも良いですね。

②室外機にカバーをする

真夏の場合、室外機に直射日光が当たっていると運転効率が悪くなります。しかし日陰に移動させるのは難しいので室外機のカバーを検討しましょう。簡易的な物はホームセンターや百円ショップでも販売されていますよ。

③窓等に断熱の工夫をする

お部屋の窓カーテンを閉めたり、すだれを置く等の工夫で外からの熱を遮断できます。反対に冬場は日中カーテンを開け、部屋を暖めておくことで暖房の効果が上がります。

④暖房には加湿器を併用する

冬場の暖房としてエアコンを使用する場合、加湿器を併用すると暖房効果が増します。さらに空気の乾燥やウイルス対策の効果にも繋がります。

⑤サーキュレーターを使う

エアコン使用時にサーキュレーターや扇風機を使って風を循環させましょう。実は冬の暖房時にもこうした方法をとることで暖房効率がよくなります。

⑥自動運転・タイマーを効率よく利用する

自動運転の設定はエアコンが自動で効率の良い運転を行ってくれます。微風や送風機能は、設定温度に上げられず電力を消耗し続けることがあるので注意です。夜間はタイマー機能を使うことで付けっぱなし運転を防ぐことができます。

⑦こまめな電源オンオフは控える

エアコンは、電源オンの始動時が最も多くの電力を必要とするため、こまめな電源オンオフは控えましょう。電源ではなく、設定温度を上下して適温に調節しましょう。

⑧最新のエアコンに切り替える

最近のエアコンは省エネ効果が高く自動機能で効率良く運転を行ってくれます。10年以上前のエアコンのお使いの方は思い切って買い替えることで電気代が安くなる場合があります。

ちょっとした工夫と機能をうまく使い省エネを目指しましょう。