電動アシスト自転車のバッテリー寿命は何年?

日常生活において便利な電動アシスト自転車ですが、バッテリーの容量にはいくつかの種類があり、充電容量に合わせて走行可能な距離が違います。

バッテリー容量走行距離充電時間
6.0A約23キロ約2.5時間
8.0A 約30キロ 約3.5時間
12.0A 約45キロ 約4.5時間
16.0A 約60キロ 約6時間

一般的に利用者が多いのが8.0Aや12.0Aになり、電動自転車の命とも言えるバッテリーは何年くらい持つものなのでしょうか。

電動自転車のバッテリーにはリチウムイオン電池とニッケル水素電池の2種類がありますが、市場的にはリチウムイオン電池が主流になっています。

バッテリー寿命ですが、スマホと同じで使用回数に大きく影響し、主に時間の経過と充電回数によって劣化の具合が決まります。

目安としては、使用期間が2~4年、充電回数に関しては700~900回ほどです。※メーカーや使い方で多少異なります。

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電動自転車のバッテリーを少しでも長持ちさせる4つのポイント

電動自転車のバッテリーは決して安くはありません。できるならバッテリーを長持ちさせたいものです。

下記ではバッテリーを長く使うための4つのポイントをご紹介します。

①バッテリーを空の状態にしない

空の状態が続いてしまうと過放電になり、バッテリーの劣化に繋がります。残量50%前後を維持しながら充電をするのが理想です。※充電残量が完全に空状態になるのも好ましくありません。

②高温の場所には置かない

高温場所でのバッテリー保存は劣化に繋がります。自宅や駐輪場に置いておく際、できるなら直射日光が当たらないようにしましょう。屋根付き駐輪場や自転車カバーをかけるのがベターです。

③長期に使用しない際はバッテリーを外す

自転車を長期間に渡り使用しない時には、自転車からバッテリーを外しましょう。バッテリーは自然放電といって自転車を使用してなくても自然に放電しています。

④タイヤの空気調整を定期的に行う

スピードが遅くなる原因は多くがタイヤの空気圧になります。定期的にタイヤに空気を入れ、走行やバッテリーに負担がかからないよう自転車を整備することも大切です。

リチウムイオン電池は気温差に弱い

電動自転車に使用されるリチウムイオン電池ですが、高温環境に弱く、高温環境下で保存していると充電池の寿命が早まります。これはスマホバッテリーでも同様です。

35度を超える場合、日陰や涼しい場所での充電や保管が好ましいでしょう。

逆にマイナス0度を下回るような寒い地域の環境下では、バッテリーの使用時間が短くなるといわています。

電動自転車バッテリーの平均相場

電動自転車のバッテリー価格ですが、 ヤマハやパナソニック製で充電容量が8.0A~12.5Aであれば、約3~4万円以下というのが平均相場になります。※2021年11月「価格ドットコム」調べ

メルカリやヤフオク等の中古品であれば、数千~数万円が平均相場になってきますが、バッテリーの劣化度を確認しなければなりませんので注意してください。

電動自転車のバッテリー残数(劣化度)の確認方法

パナソニックの場合

バッテリーに充電が0じゃない状態で「残量ボタンを長押し」します。直ぐに現在の電池残量が点灯表示されますが、そのまま長押しを続けると残量表示が消えて再度点灯します。

この点灯表示でバッテリーの劣化度を確認することができます。※機種によって操作方法が異なる場合があるのでメーカーでご確認ください。

点灯表示容量残数
1個点灯0~20%※劣化が進んでいる状態
2個点灯 21~40%
3個点灯 41~60%
4個点灯 61~80%
5個点灯 81~100% ※新品に近い状態

ヤマハの場合

電池残量ボタンを約30秒間の長押し後、下記表を確認ください。※長押し時間が20秒間ですと充電回数なので注意してください。※機種によって操作方法が異なる場合があるのでメーカーでご確認ください。

点灯表示容量残数
1個点灯0~24%※劣化が進んでいる状態
2個点灯 25~49%
3個点灯 50~74%
4個点灯 75~100%※新品に近い状態

上手くいかない場合には各メーカー販売店等でも劣化度チェックを行っていますので問い合わせてみてください。