暖房器具の電気代を徹底比較

冬場には欠かせなくなるのが暖房器具。エアコンやストーブ、ヒーターなど多くの種類があります。

実際に使用した場合に暖房器具の電気代が、どれ位かかっているのかご存じでしょうか。

今回、一般家庭でよく利用されている暖房器具(家電)の種類とその電気代について詳しく比較してみました。

部屋の大きさは6~8畳を目安とし、設定温度は約20度、1時間当たりの電気代を27円で計算しています。

※出典:全国家庭用電気製品公正取引協議会

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エアコンの暖房の特徴と電気代

1時間あたり約16円(6畳用エアコン)

1年を通して冷房・暖房・除湿等で活躍するエアコン。冬場の暖房としているご家庭も多いのではないでしょうか。エアコンの最大のメリットは部屋の全体を暖かくする能力に優れているという点です。

色々ある暖房器具の中でも電気代が比較的安いのも魅力です。

デメリットとしては、すぐに暖めることが出来ない、部屋の一部分だけを暖めることが出来ないという点です。

ハロゲンヒーターの特徴と電気代

1時間あたり約18円(消費電力670W)

ハロゲンヒーターとは、遠赤外線によってお部屋を暖かくしてくれるタイプのストーブです。

熱効率が良く、瞬時に一部分を暖めることができるため、寒い部屋で着替えをしたい、広い部屋で人がいる一部分だけを暖めたいという時に適しています。

部屋全体を暖めることはできないことや消費電力が若干高めであることがデメリットです。

セラミックファンヒーターの特徴と電気代

1時間あたり約16.2円(消費電力600W)

セラミックファンヒーターは電気タイプの暖房器具です。ファンが付いているため温風を送ることができます。

小型の物なら持ち運びしやすく、最近では加湿などの付加機能の物も販売され人気を集めています。

ただし、こちらも部屋全体を暖めることは難しく、電気代はエアコンと比べて若干ですが高めになります。

石油ファンヒーターの特徴と電気代

1時間あたり1.7円~3.5円(電気のみ)

石油ファンヒーターは灯油を燃料として温風を送る機能が付いたヒーターです。

部屋を広い範囲で暖める効果もあり、即暖性に優れていますが灯油代と電気代の両方がかかり、給油する手間や灯油の匂いが多少あります。

オイルヒーターの特徴と電気代

1時間あたり約16.2円(消費電力600W)

オイルヒーターは、本体内部にあるオイルを電気で温めてお部屋を暖かく仕組みになっています。

給油やメンテナンスはほとんど必要なく、匂いや空気の乾燥も気になりません。

また、機器表面が高温にならないため、安全面でも安心して使用できますが、部屋全体が暖まるまでには1時間ほどかかるものもあり、即暖性は期待できません。

石油ストーブの特徴と電気代

ほぼ使用無し(石油が必要)

石油ストーブは灯油を燃料として部屋を暖める暖房器具で、昔は多くのご家庭で使われていました。電気を使用しないため、停電時でも部屋を暖かくすることが出来ます。

しかしながら灯油の給油の手間があり、また一酸化中毒を防ぐため1時間に1回から2回の換気が推奨されています。また、ストーブの近くに燃えやすい物やガスボンベ等を置くと危険なため、注意が必要です。

ガスファンヒーターの特徴と電気代

1時間あたり約0.7円(ガス代は24.7円)

ガスと電気を使用する暖房器具です。部屋を素早く暖める能力に優れています。

ヒーターの内部でガスを燃焼させ、ファンで温風を部屋に送る仕組みです。

しかし、ガスを使用しているため、オール電化住宅では別にガス管の設置が必要になり、ガス代と電気代の両方がかかるというデメリットがあります。

ホットカーペットの特徴と電気代

1時間あたり約20円(最大電力700W)

床に敷くだけで足元をぽかぽかに暖めてくれるホットカーペット。

5000円以下の商品もあり、比較的手軽に購入できる暖房器具です。

カーペットにダニが発生しやすい環境になるため、食べかすやほこり等、こまめな掃除が必要になります。

結局、電気代が一番安い暖房器具とは

今回、色々と調査した結果、トータル的考えると特に安い暖房器具として「エアコン」が上げられます。実際に某量販店の店員さんに相談してもエアコンという答えが多くありました。

エアコンの暖房と加湿器を併用することで、より暖房効果が得られる他、ウイルス対策にも繋がりますので是非お試しください。