お湯を沸かす時に必要不可欠な家電が、電気ポットや電気ケトルです。
昔はやかんでお湯を沸かすことが一般的でしたが、今は電気でお湯を沸かすタイプのケトルや保温ができる電気ポットが主流です。
今回は電気ケトルと電気ポットの違いと電気代について徹底調査してみました。
電気ケトルと電気ポットの違い
沸かす時間や保温機能の他、大きさや機能面に違いがあるため、購入の際は使用用途に合わせて選びましょう。
電気ケトルは小型タイプが多く、主に0.8~2リットルの1リットル前後の容量が主流です。一方の電気ポットはおよそ1~5リットルまでと種類が豊富で使用人数や家族構成によって選べます。家庭用なら2リットルもあれば充分でしょう。
電気ケトルはデザイン性に優れており、注ぎ口がくちばし風になっているタイプや先の細いコーヒードリップ型、やかん風デザイン等、好みやインテリアに合わせて選べるのが魅力です。一方の電気ポットも一昔前にはなかった、お洒落なデザインの種類のポットが販売されています。
電気ケトルは持ち手部分を持って、やかんや急須のようにケトルを持ち上げてお湯を注ぎます。電気ポットは、エアー式、電動式、ハイブリット式と主に3種類があり、エアー式は、ポット上部のプッシュプレートを押すとお湯がでる昔ながらのタイプです。電源を必要としないため、持ち運びに便利です。電動式は、ボタンを押すだけでお湯が出る簡単な仕組みで女性やお年寄りでも楽に操作が可能です。最後にハイブリット式ですが、エアー式と電動式の両方を兼ね備えたタイプになります。
電気ケトルの特徴と電気代
電気ケトルの大きな特徴は、お湯を沸かすスピードが速いという点です。
また、必要な分だけの水を温められるので残ったお湯を捨てることもなく、衛生面においても優れていると言えるでしょう。
電気ケトルはお湯を使う頻度が少ない方や一人暮らし・少人数家族向けなのかもしれません。
電気ケトルの気になる電気代は、1リットルのお湯を沸かすのに一般的な電気ケトルで約2.6円、コーヒーやお茶一杯分の140mlを沸かすのには約0.5円かかる計算になります。
ただし、電気ケトルには保温能力が弱く、電気ポットのように長時間保温しておくことはできません。
※出典:t-fal公式サイト
電気ポットの特徴と電気代
電気ポットはお湯を保温しておく機能に優れています。
温度調整機能が付いていれば、使用用途によって好みの温度のお湯を使いたい時にすぐに使えます。
例えば、粉ミルクを説くために70度に設定しておく、日本茶をよく飲む過程では、80度に設定する、カップラーメンに使用したい時には100度に設定が可能です。
気になる電気代ですが、2~3リットルの電気ポットを使用の場合、1リットルのお湯を沸かすのには約7.6円、保温するのに1日あたり約17~20円が平均的です。
1か月では、約500円から約600円、1年ですと約6000~7000円ほどの電気代になるのが一般的です。
お湯を常に保温にしておくより、再沸騰機能を使った方が電力の消費量が少なくなります。
※出典:エネチェンジWEBサイト
電気ケトルと電気ポットは電気代はどちらが安いのか
単純に1リットルのお湯を沸かすのに電気ケトルは約2.6円、一方の電気ポットは約7.6円になるので一見、電気ケトルの方が安く見えますが、頻繁にお湯をご家庭なら電気ポットの方が安くなってきます。
一人暮らしで会社勤めしている方なら、電気ケトルの方が経済的かもしれんせんね。
ただし、電機メーカーによっては電気代に差がありますのでよく確認してから選びましょう。