最近では、羽なし扇風機やタワー型、持ち運べるハンディ型など様々な種類の扇風機が発売されています。
また、空気循環やエアコンの風を送るためのサーキュレーターも人気がありますね。
このように夏時期に大活躍する扇風機ですが、AC式とDC式という種類があるのをご存じでしょうか?
今回はAC扇風機とDC扇風機の違いについて解説します。
AC式扇風機とは
AC扇風機とは、交流電圧で動くモーターを搭載した扇風機になり、昔からある扇風機がこれにあたります。
「強・中・弱」で風量調節の操作ができますが、細かな風量調節ができません。
安いAC扇風機であれば2000円前後で販売しているところもあるため、使用している家庭も多いでしょう。
DC式扇風機とは
最近増えてきているのがDC扇風機です。直流電圧で動くDCモーターを搭載しており、見た目はAC扇風機と差ほど変わりません。
DC式扇風機の大きな特徴は、静かなモーターと風量の細かい調節が可能なところです。
AC扇風機と比べてDC扇風機の方が価格が少し高めになりますが、ホームセンター等で安いものなら5000円前後で売られています。
AC扇風機とDC扇風機の違い
価格面で考えるとDC扇風機に比べ、AC扇風機の方が割安にはなりますが、消費電力が圧倒的に少ないのはDC扇風機になります。
メーカーや種類にもよって多少変わりますが、AC式扇風機の1時間あたりの電気は約0.5~1円、一方のDC式扇風機は約0.1~0.6円ほどになり、機種によっては電気代が70~80%削減できます。
扇風機を1日中利用されている方なら、かなりの電気代が抑えられますね。
さらにDC扇風機は機種によっては逆回転が出来たり、超低速回転送風等の細かい風量調整が可能になります。
AC扇風機にはない「そよ風」のような風量が可能なため、身体への負担も減らせますね。
またDC式モーターの寿命は10年と長いこともあり、価格の差はありますがDC扇風機が人気を集めている理由に一つになります。